サイディング外壁は、耐久性が高く、おしゃれなデザインも多いことから、今や多くの住宅で使われている人気の外壁材です。
「これなら長持ちして安心!」と思って選んだ方も多いのではないでしょうか?
でも、実はどんなに丈夫なサイディングでも、年数が経つと少しずつ劣化が進み、「すき間」ができることがあります。
普段は気づきにくい小さなすき間も、放っておくと大きなトラブルにつながることがあるんです。
たとえば――
☑ 雨水が入り込んで、壁の中が腐食したり
☑ 断熱材に影響して、夏は暑く・冬は寒く感じたり
☑ 小さな虫や害虫が侵入してしまったり…
「えっ、うちの壁も大丈夫かな?」
「ちょっとすき間があるけど、気にしなくていいのかな…?」
そんなふうに不安に思った方は、まさに今がチェック&対策のタイミングです。
でもご安心ください。サイディング外壁のすき間は、原因と対策を知っておけば、しっかりと修復できるんです。
大切なのは、「気づいたらすぐに正しく対応すること」。
逆に、見つけても「まぁ大丈夫でしょ」と放置してしまうと、後から大掛かりな修理になってしまうケースも…。
この記事では、
✅ 経年劣化で隙間ができる原因
✅ 経年劣化による隙間への対策
…など、初めてでも分かりやすいように、現場経験をもとに解説していきます。
「新築して10年近く経ったけど、まだ大丈夫かな…」
「外壁を見たら小さなひび割れがあった!」
そんな方にこそ、ぜひ知っておいてほしい内容です。
せっかくの大切なお家を、これからも長く、安心して住み続けるために。
サイディング外壁の“すき間”問題、まずは正しい知識からはじめてみましょう!
サイディング外壁の「すき間」ってどこにできるの?放っておいて大丈夫?
外壁を見ていて、「あれ? なんかすき間があるかも…」と気づいたことはありませんか?
サイディング外壁にできる“すき間”は、見た目は小さくても、雨水や湿気、虫などが入り込む原因になる、とても大事なサインなんです。
特にすき間ができやすいのは、次のような場所。日ごろからちょっと気にして見ておくと、早めに気づいて対処できますよ。
■ サイディングの板と板のつなぎ目(目地)
サイディング外壁は、板を何枚も組み合わせて作られています。
この“板と板のつなぎ目”には、もともと「コーキング(シーリング)」というゴムのような防水材が入っていて、すき間をふさいでいます。
でもこのコーキングも、年数が経つとだんだんヒビが入ったり、剥がれてきたりして、気づかないうちに小さなすき間が…
特に縦や横に走る目地部分は、太陽や雨にさらされやすく、劣化しやすい場所なんです。
■ 窓やドアまわりの境目
もうひとつ気をつけたいのが、窓やドアのまわり。
ここはサイディングと違う素材(アルミや樹脂など)が使われているので、どうしても境目にすき間ができやすいんです。
さらに、雨や風が当たりやすい場所なので、外壁よりも先にコーキングが劣化してしまうことも。
「窓のまわり、黒ずんでないかな?」「小さなヒビが入ってないかな?」と、ときどき見てあげましょう。
■ 軒天や基礎、水切りとの境界
家の上や下など、外壁以外のパーツとつながっている部分も意外とすき間ができやすい場所です。
例えば、
・軒天(屋根の下側の部分)
・基礎(地面に接しているコンクリート部分)
・水切り(外壁の下端についている金属板)
などは、雨水がたまりやすかったり、施工時にわずかな段差ができやすかったりして、経年劣化で小さなすき間が広がることがあります。
💡 ちょっとしたすき間でも、雨水や湿気、虫の侵入経路になることがあります。
「これくらい平気かな?」と思わず、気づいた時点で専門業者に相談して、必要なら早めにメンテナンスしておくのがおすすめです!
経年劣化によってサイディング外壁にすき間ができる原因
経年劣化によってサイディング外壁に「すき間」ができてしまう原因はいくつかあります。どれも、普段の生活ではあまり気づきにくいですが、放っておくと家の耐久性や快適さに大きな影響を与える原因になります。ここでは、代表的な3つの原因について、わかりやすく解説します。
1. コーキング(シーリング)の劣化
サイディング外壁の“つなぎ目”や“窓のまわり”には、防水のために「コーキング(シーリング)」というゴムのような素材が埋められています。
このコーキング、実は永久的に持つわけではなく、 紫外線や雨風にさらされることで 5〜10年ほどで劣化してしまいます。
・ゴムのような柔軟性がなくなり、硬くなる
・ひび割れたり、縮んだりして、ぽろっと剥がれる
そうなると、サイディング同士の間にすき間ができ、そこから雨水が入り込むようになります。
最初は小さな隙間でも、雨水が入れば中の木材や断熱材に悪影響を与えてしまう ため、早めの補修が大切です。
2. サイディング自体の反り・変形
サイディングボード自体も、年月が経つと少しずつ劣化します。
特に日本のように 夏の猛暑・冬の寒さ・梅雨の湿気 など、環境変化が激しい地域では、
日々の温度差や湿気の影響で、サイディングが 反ったり、ゆがんだり してしまうことがあるんです。
昔のサイディングや、安価な窯業系サイディングでは、この「反り」が出やすい傾向があります。
反ってしまった板同士の間にすき間ができ、そこから水や空気が侵入してしまうのです。
3. 外壁材の伸縮による固定部のゆるみ
サイディングボードは、金属やセメント製でも、実は温度変化で ほんの少し伸び縮み します。
夏の日差しで熱くなれば膨張し、冬の寒さで収縮する。
これが何年も繰り返されると、
・ボードの端っこが微妙にズレる
といった現象が起こり、わずかにできたすき間が年々大きくなってしまうんです。
経年劣化によるすき間への対策方法
「外壁にすき間ができているかも…」と気づいても、「どう直せばいいんだろう?」と迷ってしまいますよね。放っておくと、雨漏りや家の劣化につながってしまうので、気づいた時点でしっかり対策しておくことが大切です。ここでは、外壁のすき間に対してどんな対処があるのか、わかりやすくご紹介します。
■コーキング打ち替えで雨水の侵入を防ぐ
サイディング外壁のすき間のほとんどは、コーキング材の劣化が原因です。劣化したコーキングは、いったん全部取り除いて、新しいコーキングに「打ち替える」のが基本。古い部分だけ補修しても、すぐにまた割れたり剥がれたりしてしまうため、全面的な打ち替えが安心です。
【作業内容の流れ】
劣化した古いコーキングをしっかり撤去
新しいコーキングがしっかり密着するよう「プライマー」を塗る
新しいコーキングをすき間にしっかり充填し、丁寧に仕上げ
【費用の目安】
➡ 1メートルあたり 約1,000〜1,500円前後
(お家全体の長さによって費用は異なります)
■ サイディングが反ってしまった場合は?
もしサイディング自体が反っていたり、浮いてしまっていた場合は、固定のし直しや、状態が悪ければ部分張り替えをすることもあります。
軽度の場合: ビスや接着剤で押さえ直して固定
重度の場合: 変形した部分を新しいサイディングに交換
【張り替え費用の目安】
➡ 1〜2枚程度の部分張り替えで 3万円〜10万円前後
※広範囲になるともっと高額になることも
■ 日ごろの点検&塗装で予防する
すき間ができる前に、外壁塗装や点検を10年ごとに行っておくと、外壁自体の劣化をグッと遅らせることができます。
紫外線や雨の影響を受けにくくなり、コーキングやサイディングも長持ちします。
まとめ|「まだ大丈夫」と思わず、早めの対策を!
サイディング外壁にできた“すき間”は、放っておくとどんどん広がってしまい、雨漏りや家の傷みにつながることがあります。特にコーキングやサイディングの劣化は、築10年を過ぎたあたりから多くのご家庭で起こるトラブル。
「まだ小さいから大丈夫かな?」と自己判断してしまうと、気づかないうちに被害が広がってしまい、後から大がかりな修理が必要になるケースも少なくありません。
小さなすき間でも、「あれ?」と思ったら早めに専門業者に相談してみましょう。
プロに見てもらえば、「今すぐ直した方がいいのか」「あと何年くらい大丈夫なのか」も具体的に教えてもらえます。
外壁は、家を長く快適に守るための大切な部分。
気になる症状を見つけたら、早めのメンテナンスで家をしっかり守ってあげましょう!
伊丹市を中心に、外壁塗装やその他のメンテナンスも承っています。
お住まいの塗装メンテナンスをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください☺
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