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外壁の隙間はふさいでいいの?実はNGな“通気構法の隙間”とその見分け方

「外壁のすき間、全部ふさいで大丈夫?」実は“ふさいではいけないすき間”もあるんです。

外壁にすき間を見つけると、「雨が入ったら大変!」「とりあえずコーキングで埋めておこう」と、すぐにふさぎたくなりますよね。
でも実は、その“すき間”、むやみにふさいでしまうと逆効果になることもあるって知っていましたか?

特に最近の住宅に多く採用されている「通気構法(つうきこうほう)」という工法では、外壁の内側に湿気を外に逃がすための“通気層”という空間がつくられています。

この構造の特徴として、あえて設けられている“通気用のすき間”があるのです。
見た目には「すき間」に見えても、そこをふさいでしまうと空気の流れが止まり、かえって家の中に湿気がこもってしまう…なんてことにも。

湿気が逃げられなくなるとどうなるかというと…

・壁の内側にカビや結露が発生する

・木材や断熱材が湿気で傷んでしまう

・最悪の場合、家の寿命を縮めてしまう

 

つまり、「すき間がある=すべてふさいでOK」とは限らないんです。
間違って必要なすき間をふさいでしまうと、かえって大切な住まいを傷めてしまうこともあるのです。

この記事では、こんなことを分かりやすくお伝えします。
✅ 通気構法ってなに?どんな家に多いの?
✅ 外壁の“ふさいではいけないすき間”ってどう見分けるの?
✅ 本当に埋めていいすき間・放置していいすき間の判断ポイントは?
✅ DIYでふさがず、プロに相談したほうがいいケースとは?

見た目ではただの「すき間」に見えても、それが家を長持ちさせるための大切な通気口だったなんてことも。
大切なお家を守るためにも、「すぐにふさぐ」のではなく、まずは正しい知識で見極めることが大切です。

「これって塞いでいいのかな?」「放っておいても大丈夫?」と不安になったときは、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
住宅の構造をよく知るプロに相談することで、安心して住み続けられる住まいを守ることができますよ。

 

 

通気構法とは?外壁の中にある“見えない空気の通り道”

「通気構法(つうきこうほう)」と聞いても、あまり馴染みがないかもしれません。でもこれは、実は現代の住宅の多くで採用されている“外壁の呼吸法”なんです。

私たちの家は、外から見れば一枚の壁に見えますが、実はその内側にはいくつもの層が重なってできています。
その中でも通気構法では、外壁材と内側の壁の間に“空気が通る層(=通気層)”をつくって、内部にたまった湿気を外に逃がすようになっています。

湿気が壁の中にこもるとどうなるかというと…

・カビが発生しやすくなる

・木材が腐りやすくなる

・結露が起きて断熱効果が落ちる

つまり、通気構法は家の中の湿気を自然に逃がして、長く丈夫に保つための重要な仕組みなのです。

ざっくりイメージ:通気構法の構造ってこんな感じ👇

【外から内側に向かって】👇
┌────────────┐
│ 外壁材(サイディングなど)
├────────────┤
│ 通気層(空気が通るすき間) ←ココがポイント!
├────────────┤
│ 防水シート
├────────────┤
│ 断熱材・構造材
└────────────┘
この“通気層”を通じて湿気が抜けていくおかげで、壁の中が蒸れにくくなっているんですね。

「あれ?ここ、すき間空いてるけど…」実はふさいではいけない“通気すき間”かも?
外壁に小さなすき間があると、「施工ミス?」「劣化してる?」と不安になりますが、それが通気構法の一部であることも少なくありません。

 

✅ よくある“ふさいではいけない”通気すき間の場所

外壁材(サイディング)の最下部


→ 雨水が入っても外へ排出できる“通気・排水口”が設計されています。

 

水切り板金の裏側


→ 内部の湿気や水分を排出するための開口部です。

 

軒下や外壁のジョイント部分


→ 換気のための通気口や、意図的な開口になっている場合があります。

これらのすき間を「見つけたから」といって埋めてしまうと、空気の流れが止まってしまい、湿気がたまりやすくなる=劣化を早めるリスクが出てきてしまうのです。

 

 

間違ってふさぐとどうなる? 実は“逆効果”になることも!

外壁にすき間を見つけると、「とりあえず埋めておいた方が安心かな…」と思ってしまいますよね。
でもそのすき間が、実は家にとって“必要な通気口”だった場合、埋めることで思わぬトラブルを招いてしまうことがあるんです。

たとえば、通気構法におけるすき間をDIYでコーキングしてふさいでしまうと、こんな問題が起こることも…

❌ 湿気がこもって、カビや腐食が進行


外壁内部にたまった湿気が排出できなくなると、構造材や断熱材にカビが生えたり、木部が腐ってしまうリスクが高まります。

 

❌ 結露が発生して、断熱性能がダウン


空気の流れがなくなることで、壁の中に結露が発生しやすくなります。
その結果、断熱材が劣化してしまい、冷暖房の効きが悪くなることも。

 

❌ シロアリや害虫の温床になることも…


湿気がこもった壁の内部は、シロアリなどの害虫にとって居心地のいい場所に。
気づかないうちに家の内部がむしばまれてしまうケースも少なくありません。

 

❌ 雨漏りが“別の場所”に広がる危険も


もともと通気や排水のために設けられていたすき間をふさいでしまうと、雨水が逃げ場を失い、思わぬ場所から漏れてくることもあります。
屋根や壁に異常がないのに、室内にシミができた…なんてケースでは、通気口の閉塞が原因だったことも。

 

見分けが難しいときの判断ポイント

通気のためのすき間なのか、それとも劣化によるすき間なのか…。
見た目だけでは判断しづらいケースも多く、不安になりますよね。

そんなときは、以下のポイントを参考にしてみてください。

見分けポイント 通気のためのすき間 補修すべきすき間
配置 規則的に並んでいる 不規則に割れている、ズレている
位置 壁の下・角・裏側など 壁の中央や目地、接合部など
素材周辺 金属パーツや水切りに沿っている コーキングが割れている、剥がれている
雨の後の様子 特に変化なし カビ・シミ・室内側の異変あり

 

不安なときは、無理にふさがず専門家に相談を

「これって通気用?それとも劣化?」と迷ったとき、自己判断で塞いでしまうのは危険です。
本来の通気機能を妨げたり、雨漏りの原因になったりすることもあります。

とはいえ、判断はプロでも難しいケースもあります。
だからこそ、無料点検や無料見積もりをしてくれる外壁業者に相談するのが一番安心。

「見てもらうだけ」でOKな業者も多いので、気軽に問い合わせてみましょう。

 

まとめ|ふさいでいい隙間と、ふさいではいけない隙間があるんです

外壁に隙間を見つけたとき、つい「全部ふさいでしまえば安心!」と思ってしまいがちですが、実はそうとも限りません。

最近の住宅に多い「通気構法」では、あえて空気の通り道として作られている“必要なすき間”があるんです。これを知らずに埋めてしまうと、湿気がこもってカビや腐食の原因になり、かえってお家の寿命を縮めてしまうことも…。

だからこそ大切なのは、
「ふさいだ方がいい隙間」なのか
「ふさいではいけない隙間」なのか
その違いを正しく見極めること。

自分で判断がつかないときは、信頼できるプロに相談するのが一番安心です。 無理にDIYせず、お家にとって本当に必要な対処を選びましょう。

ときには“ふさがない選択”こそが、お家を守る最良の方法になることもあるんです。

 

ペイントホームズ伊丹店では、
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監修者の顔写真
著者:小田 裕司/塗装歴12年 塗装アドバイザー

塗装に関する疑問や不安を一つずつ丁寧に解消し、安心して工事を進められるようサポートしています。色選びや塗料の種類、工事期間、費用の目安など、専門的な知識をわかりやすくお伝えしながら、お客様に寄り添ったご提案を大切にしています。塗装のプロとして、お客様が納得して「これにしよう」と思えるプランを一緒に作り上げることを心がけています。