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サイディング外壁にすき間!放置するとどうなる?原因と補修方法をプロが解説

最近よく見かける「サイディング外壁」。
デザインが豊富で、お手入れもラク、見た目もおしゃれ!ということで、今の住宅ではとても人気のある外壁材です。
「新築のときにこれを選んで正解だった!」という方も多いのではないでしょうか?

でも、ちょっと待ってください。
どんなに優れた外壁材でも、10年、15年…と時間が経てば、だんだん変化や劣化は出てきてしまうものなんです。

中でも意外と見落とされがちなのが、「外壁のすき間」。

「ちょっとすき間があるけど、雨漏りしてないし、まだ大丈夫かな…?」
「よく見たら、サイディングの継ぎ目にすき間が…これって普通?」

こんな風に感じたこと、ありませんか?
実はその“ちょっとしたすき間”、放っておくと後から大きなトラブルにつながることもあるんです!

今回の記事では、

 

補修が必要なすき間と、そうでないすき間の見分け方

もし補修が必要だった場合、どんな方法が正しいのか?

 

など、専門業者が現場で見てきた“リアルな情報”を、わかりやすくお届けします!

「うちも築10年以上だけど、大丈夫かな…」
「すき間が気になるけど、自分でシーリングしていいの?」

そんな不安を感じている方にこそ、ぜひ読んでほしい内容です。

お家の寿命を守るためにも、まずは“すき間”のこと、正しく知っておきましょう!

 

なぜサイディングに隙間ができるの?

見た目にはしっかりして見えるサイディング外壁でも、よく見ると「ん?ここ、隙間が空いてる…?」と感じることがあります。そんなとき、「これはすぐに直すべきなのか?」「それとも、特に気にしなくていい?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

まずは、なぜサイディング外壁に隙間が生じるのか、その主な原因を知っておくことが大切です。隙間の理由がわかれば、適切な対処がしやすくなります。

■ 原因①:シーリング材(コーキング)の劣化

サイディングボード同士の継ぎ目や、窓まわりなどの隙間には「シーリング材(コーキング)」と呼ばれる柔らかい素材が使われています。これは建物の動きに追従したり、雨水の侵入を防いだりする大切な役割を持っています。

しかしこのコーキング材も、紫外線や風雨の影響を長年受けることで、少しずつ硬くなり、やがてひび割れて剥がれてしまうのです。これが最も多い隙間の原因です。

 

■ 原因②:建物の揺れや収縮によるズレ

住宅は、目には見えないレベルで日々“動いて”います。特に木造住宅では、季節による湿度変化や気温差、地震や風などの影響で、わずかに伸び縮みしたり、揺れたりします。その動きが繰り返されることで、サイディングボードの継ぎ目にズレが生じ、小さな隙間ができるのです。

 

■ 原因③:施工時の不備や設計ミス

まれにですが、新築やリフォーム時の施工不良によって隙間ができることもあります。たとえばコーキングの量が足りなかった、下地処理が不十分だった、適さない材料が使われていた…などが原因で、通常よりも早く隙間が生じることがあります。

 

 

隙間はすべて埋めるべき?判断のポイント

隙間を見つけたからといって、必ずしも「すぐに埋めなきゃ!」というわけではありません。実は中には、「あえて隙間を設けている」構造も存在するため、むやみに塞いでしまうと逆効果になる場合もあるのです。

では、どのような隙間が補修すべきもので、どのような隙間は様子見でよいのでしょうか?以下に判断の目安をまとめました。

【補修した方がいい隙間】

①隙間が1~2mm以上ある
板と板の間が目視ではっきり確認できるほどの隙間がある場合、雨水の侵入リスクが高まります。

 

②室内に湿気や雨染みが出てきている
壁の裏側まで雨水が回っている可能性があり、早急な対処が必要です。

 

③シーリング材が硬化・剥がれている
防水性が失われているため、補修または打ち替えが必要です。

 

④隙間から虫やゴミが入っている
放置すると、室内に害虫が侵入したり、外観が損なわれる原因になります。

 

【補修しなくていい場合もある隙間】

①表面のごく浅いヘアクラック(髪の毛のような細かいひび)
素材の自然な乾燥や経年変化で起こるもので、構造や防水に大きな影響はありません。

 

②通気構造のために意図的に空けられている隙間
近年の住宅では「通気工法」と呼ばれる構造が多く採用されており、外壁と断熱材の間に空気を通すための隙間が存在します。これは家の湿気を逃がすためのものなので、塞がないよう注意が必要です。

 

 

判断に迷ったら、専門業者に相談を

「この隙間、自分で埋めてしまって大丈夫かな?」と悩んだときは、無理せず専門の外装業者に相談するのが安心です。プロの目で見てもらうことで、余計な補修や逆効果の作業を防ぐことができます。

このように、隙間の原因や状態によって、対処の仕方は大きく異なります。誤った自己判断で補修してしまうと、かえってトラブルを招くこともあるため、「正しい知識」と「慎重な判断」が欠かせません。

住まいを長く大切に使うためにも、外壁の“ちょっとした違和感”に気づいたときこそ、早めのチェックが何より大切です。

 

小さな隙間であればDIYで修復可能?隙間の正しい補修方法とは?~手順と注意点をわかりやすく解説~

外壁にできた隙間を放置しておくと、雨水の侵入や壁内部の劣化といった深刻なトラブルに発展する恐れがあります。では、実際に補修が必要になった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?

ここでは、一般的なコーキング補修の手順をわかりやすくご紹介します。DIYでも対応可能な部分もありますが、作業には正確さと丁寧さが求められるため、自信がない場合や高所の作業になる場合は、専門業者への依頼をおすすめします。

 

① 劣化したコーキングの撤去

まず行うのが、古くなったコーキング材を取り除く作業です。すでに硬くなっているもの、ひび割れているものは、表面だけでなく奥までしっかり剥がすことが重要です。

 

使用する道具:カッター、スクレーパー、ペンチなど

ポイント:残った古い材があると、新しいコーキングがうまく密着せず、またすぐに剥がれてしまう原因になります。

ここでの丁寧さが、補修の仕上がりと耐久性を大きく左右します。

 

② プライマー(下塗り剤)の塗布

コーキング材の密着力を高めるために、プライマーという下塗り剤を使います。
これは「接着剤のような役割」を果たすもので、塗り忘れるとコーキングがすぐに剥がれてしまうことがあります。

 

使用方法:刷毛で目地の側面に薄く均等に塗布

注意点:乾くまで数分〜数十分待つ必要があります(製品によって異なる)

この工程は一見地味ですが、非常に重要な“下準備”です。

 

③ 新しいコーキング材を打ち込む(充填)

プライマーが乾いたら、新しいコーキング材を目地に充填していきます。
このとき、隙間の奥までしっかり入り込むように注意して打ちます。材料には、耐候性・伸縮性に優れた専用コーキング材を使用しましょう。

使用道具:コーキングガン、ヘラ、マスキングテープなど

ポイント:あらかじめ周囲をテープで養生すると、仕上がりがきれいになります

充填後は、ヘラで軽く押さえながら表面を均し、見た目も機能も美しく仕上げます。

 

④ 乾燥して完成

最後に、新しいコーキングが完全に乾くまでしっかり乾燥させます。
乾燥時間は製品によって異なりますが、目安としては24時間〜数日程度。この間は雨に濡れないよう注意が必要です。

乾燥中に触れたり、濡れたりするとやり直しになる可能性があります

養生テープをはがすタイミングにも注意(早すぎると形が崩れることも)

 

【補足】プロに任せた方がいいケースとは

外壁の低い位置や小規模な隙間であれば、ホームセンターで材料を揃えてDIYで行うことも可能です。ただし、次のようなケースでは、専門業者に依頼した方が安全かつ確実です。

隙間が深く広範囲にわたる

高所での作業が必要になる(2階部分など)

シーリングの打ち直しが初めてで不安がある

見えない部分からの雨漏りが疑われる

 

プロであれば、下地の状態確認や適切な材料選定、長持ちする仕上げまで行ってくれます。「見た目だけきれいにする」だけでなく、「長期間安心して暮らせる」補修をしてくれるのが、大きなメリットです。

 

まとめ:小さな隙間が、大きなトラブルの入り口になる前に

サイディング外壁にできた隙間は、最初はほんのわずかでも、放置することで雨水の侵入や外壁内部の劣化を引き起こす原因になってしまいます。気づかないうちに、建物全体の耐久性や快適性を損ねる可能性もあるため、油断は禁物です。

とはいえ、すべての隙間が補修対象になるわけではありません。「どの隙間が危険で、どの隙間はそのままでよいのか」を見極めることが何よりも重要です。

そして、もし補修が必要な状態であれば、適切な方法と材料で、確実に対処することが、住まいの寿命を延ばし、長く安心して暮らせる家づくりにつながります。

 

「自分で判断するのは難しい…」と感じたら、無理をせず、外装に詳しい専門業者へ相談してみましょう。
プロの目でチェックしてもらうことで、余計な出費や将来的なトラブルを未然に防ぐことができます。

日常のちょっとした気づきが、家を守る大きな一歩になります。
外壁に違和感や不安を感じたときは、ぜひ早めの対策を心がけてみてください。

 

ペイントホームズ伊丹店では、
伊丹市を中心に、外壁塗装やその他のメンテナンスも承っています。

お住まいの塗装メンテナンスをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください☺

無料の現地調査、お見積りや劣化診断、カラーシミュレーションもご利用いただけます!

☎️フリーダイヤル: 0120-928-463 または、
HPからのご相談もお待ちしています♪

お住まいの耐久性と美観を守るため、ペイントホームズ伊丹店が全力でサポートいたします!

 

監修者の顔写真
著者:小田 裕司/塗装歴12年 塗装アドバイザー

塗装に関する疑問や不安を一つずつ丁寧に解消し、安心して工事を進められるようサポートしています。色選びや塗料の種類、工事期間、費用の目安など、専門的な知識をわかりやすくお伝えしながら、お客様に寄り添ったご提案を大切にしています。塗装のプロとして、お客様が納得して「これにしよう」と思えるプランを一緒に作り上げることを心がけています。

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