サイディングボードの経年劣化について

サイディングボードの経年劣化についてのお話です

サイディングボードが出来た当初は、サイディングボードはノーメンテナンスで、汚れをブラシで洗って頂くだけで、半永久的に長持ちしますという事を言って売り出していた時期がありました。

しかし結局は、表面に使用されている塗料が劣化してしまい、チョーキング現象が発生してボードが雨水を吸い込み、湿気と乾燥を繰り返してボードの反りや腐食へとつながる事が判明しました。

上記の写真は少しだけボードが反ってきている状態です。

サイディングボードを使用されている建物に多く見られる経年劣化の一種です。

この様になる原因は、

①表面上の塗膜が劣化して雨水を吸い込み、湿気と乾燥を繰り返している

②シーリング(上から下までひび割れているゴムの様な物)がひび割れて、そこから雨水が入りボードの裏側で湿気と乾燥を繰り返している

③他の要因

簡単には、これくらいの原因が考えられます。

湿気と乾燥を繰り返すと反ってくる=という意味は、紙を水に濡らして乾かすと真っ直ぐには戻らない、というのと同じ様な事だとお考えください。

このボードの反りを放置してしまうと、どんどん反りが酷くなり、ボードのひび割れや腐食へとつながる可能性がありますので、一つの塗装時期のサインだとお考えください。

また何かご不明な点などございましたら、ご質問だけでも結構ですのでお気軽にご連絡ください

error: