塗り回数は臨機応変に!!

これは屋根の下塗り作業をしている所の写真です

あれっ?同じ写真じゃないの?と思われたかと思いますが、上が下塗り1回目、

下が下塗り2回目の写真です。

屋根は外壁とは違い、紫外線や雨の攻撃を遮る物がなく直接受けてしまう為、外壁とは比べ物にならないくらいに早く劣化してしまいます。

新築当初から、15年~20年程経過して初めて塗り替え工事をされる場合、既に屋根材の劣化が非常に進行している場合が多くみられます。

高圧洗浄で汚れを綺麗に洗い流しますと、ほとんど屋根材の素地が見えている状態に戻ります。

ここからが非常に問題なのです!!

使用する屋根用塗料にもよりますが、普通の塗料~遮熱塗料にいたるまで、ほとんどの下塗り塗料はサラサラした液体状の透明です。

素地が見えている屋根材に、この液体状の透明な塗料を塗るとどうなるかと申しますと、スポンジの様に屋根材が塗料を吸い込んでしまうのです!!

その状態で、下塗りOK!とはなりませんよね・・・。

ほとんど下塗りの効果が発揮できていない状態で、上塗りをしてしまうと後々の塗膜剥がれなどの原因になってしまいます。

上記の下の写真を見て頂くと、いかに1回目の下塗り塗料を屋根材が吸い込んでいるのかが分かります。

1回目の下塗りで屋根材に塗料を吸わせ、2回目の下塗りで本来の効果を発揮する!全てが3回塗ればOKというわけではありません!という事例をご紹介させて頂きました。

もちろん年数が経過していても3回塗りでOKという場合も多々ありますので、全てがこの事例通りという訳ではない点はご理解ください

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